シアトル酋長の言葉
ある生協の理事長から、ネイティブアメリカンの「シアトル酋長」の言葉を教えてもらいました。日本で暮らしている私たちにとっても、忘れてはいけない言葉だと感じましたので紹介いたします。
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あなたがたは、空をどうやって買おうというのか。
雨や、風を、あなたがたは所有できると思っているのだろうか。
われらは大地の一部であり、大地もわれらの一部である。
香りゆたかな花々は、われらの姉であり、妹である。
熊や、鹿、大空を羽ばたく驚は、われらの兄であり、弟である。
岩の尾根、緑の野原、そこを駆ける馬たちは、みんなひとつの家族なのだ。
遠い祖先の声が聞こえる・ ・ ・ ・ ・ ・。
川を流れる水は、ただの水ではないのだよ。
我らの祖父の、そのまた祖父のからだを流れた血なのだよ。
祖父の声が聞こえる・・・・・・・。
空気は大事なものだ。吹く風は、私に最初の息をくれた。
そして最後の息を, 引き取ってくれた。大地と空気を敬うがよい。
祖母の声も聞こえる。
お前の子どもたちに、教えておやり、大地に起こることはみな、
大地の息子や娘たち一人ひとりに起こるのだということを
あなたがたが、この大地で何をするつもりなのか、私にはわからない。
だが、われらの土地を買うならば、われらが愛したようにこの大地を愛して欲しい。
あなたがたの子どもたちの、そのまた子どもたちのために、大地と風と川を大事にし、
われらが愛したように、それらを愛してもらいたい。
われわれは次のことを知っている。
地球が人間に属しているのではなく、
人間が地球に属しているのだということを・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・。
人間が生命の入り組んだ関係を織ったのではない。
人間はただその織物のより糸にすぎないのだ。
人間がその織物に対してなすことがすべて、自らに対してなすことになる。
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自分が生まれるためには、父親と母親が必要でした。その父親と母親にとってもそれぞれの、父親・母親が必要でした。代が30代つまり2の30乗になると10億人を超えます。40代では10兆人を超えます。遠い先祖に思いをめぐらし、これから先の遠い未来をみつめると、人間にとっての大事な事が見えてくるような気がします。
そのことを踏まえて仕事をしないといけないな、そう思わせてくれた「シアトル酋長」の言葉でした。