2008年05月01日

生協という組織・業務にフィットする情報システムをつくりたい

雑感集2 コープみやざきが考えてきたこと・深めたいこと が発行されました。雑感集1は、2002年でしたから、6年後の発行になります。6年間で積み重ねられたことの一つに、この㈱CMSの設立(2005年)もあります。

私は、ITにはまったくの素人なのですが、色々な生協を経験し、色々な情報システム部署を観てきました。その経験の中から、コープみやざきの情報システム部の現業部門に対する謙虚な姿勢や献身的とも言える働きぶりには頭が下がる思いをしていました。それをさらに深く対応するために、コンピュータ処理をホストコンピュータからクライアントサーバに移すことになりました。周りからは、ホストコンピュータを離れることの危惧も指摘されておりましたが、それを自前でやり遂げ、組合員情報管理システム・共同購入システム・共同購入商品情報管理システムの再編整理が出来ました。そこで、情報システム部を独立させ、他生協・他組織にも活用してもらおうと考えて、㈱CMSは設立されたのでした。

ハード投資もソフト開発も数分の一のコストで出来たそのシステムは、大きなトラブルもなく稼動され、皆から喜ばれています。外部に依頼していた共同購入OCR注文書のプリントアウトも、プリンターを購入し、自前でプリントアウトしています。したがって、運用コストも格段と下がりました。コープみやざきの物件費を低く押さえることにも一役買っていると評価されています。

生協しまねさんがこの情報システムを高く評価してくれ、これを導入してくれました。はじめての対外的な仕事でしたので、皆緊張して開発に当たりました。職員の努力のかいもあり、無事開発が終わり年末・年始業務、年度末業務を問題なくこなせているようです。コープみやざきだけでなく他生協でも稼動できることが検証できましたし、互いにカバーしあえる関係が出来て、システムの安定性にもつながりました。ありがたく思っています。

生協とはまったく異なる仕事ですが、歌手などが所属する長良プロダクション氷川きよしさんのコンサートチケットを発行するシステムの開発も請けています。新しく職員になった人が以前個人で受けていた仕事を、㈱CMSで請けるようにしたものです。氷川きよしさんが身近に感じられるようになり、「きよしとこの夜」という番組も見るようになりました。

小売業に似ていても、生協はもともとユニークな組織です。他の小売業が真似をしようとしても決し出来なかった「共同購入システム」は、そのユニークさゆえだと考えます。本来、店舗事業も「生協店舗事業システム」として、他が真似できないユニークさをもっているはずなのです。そのユニークさが情報システムで表現できれば、一般小売業とは異なるユニークな「生協店舗事業システム」ができるはずです。

そのためには、生協で働く私たち自身が、その手と足と頭を使って、生協らしく事業システムを構築し、その事業システムがスムーズに運営出来るように、情報支援システムを構築しなければなりません。大変なようですが、組合員さんに喜ばれ、世の中に二つとない仕事をすることは、大変なやりがいがあり、楽しいことです。ただ、コープみやざき・㈱CMSだけでやろうとすると、その仕組みを変え続けていくスピードが遅くなります。スピードに追いつこうとすると多くの人材を抱えなくてはなりません。常に進化していく業務の変化要請に応じることが出来る体制へと整えるには、他生協の情報システム部との協力関係が必要になります。交流からでもはじめませんか?

2008年04月17日

コープみやざき住宅センターシステム完成!

コープみやざき、生活事業本部住宅センター長の堤さんからうれしい言葉がありました。

住宅センターのシステムが完成して、4月から本格的に稼動させる事が出来ました。システムの開発に当たっては、CMSの山川浩一さんには大変感謝しています。1年以上に渡って打ち合わせを経て作ってもらったこのシステムは、数え上げたら100項目近くの改善依頼を快く引き受けて頂いた上に、毎週のように時間を取って使う立場の我々の意見を聞いて下さりできあがりました。「みんなが使いにくいシステムを作っても意味が無いから、要望があったら何でも言ってね」という山川さんの言葉に安心して要望が出せました。10年以上も前に旅行センターのシステムを、ソフト会社に依頼して作ってもらいましたが、こちらの意見が伝わらないまま、全く使い物にならなかったという苦い経験を垣間見ているだけに、CMSの皆さんが、我々の仕事を理解し、少しでも使いやすいシステムを作ろうと努力されている事に本当に頭の下がる思いがします。私自身これまでもBOOKセンターや車検などのシステム改善を、CMSの皆さんに色々と相談をしてきましたが、常に我々の立場に立って対応して頂いています。内線電話をピッピッピッと押せば、気軽に相談に乗ってくれて、依頼書1枚で対応をしていただけることはうれしい限りです。組合員さんへのサービスの向上の為に作っていただいた住宅センターシステムを、これから大いに活用し、さらに良い物に育てていきたいと思います」堤 文弘。

情報システムは、建物のようには見えにくいのでなかなか他所の人の目には留まりにくい。その仕事に従事し、実際に使っている人が評価して発信してくれてはじめて他所の人の目に留まります。その意味から今回の堤さんの発信はとてもうれしくありがたく思います。

情報システムづくりは「みんなが使いにくいシステムを作っても意味が無いから、要望があったら何でも言ってね」という山川さんの言葉に集約されていると思います。もちろん現場の声だけでなく、コープみやざきトータルシステムとの調和ある整合性が不可欠ですが、実際にそれを使って仕事する人が使いこなせるものでなければ宝の持ち腐れになりかねません。そしてシステムが完成し運用をはじめて終わりではなく、業務の進展に応じて、情報システムもまた進展していかなくてはならないのです。そのように、業務の仕組み-情報システム-業務の仕組み-情報システム・・・・と善の循環が続いていくようにしなくてはならないと、あらためて肝に銘じました。