地球をまもる?
「環境と地球をまもる」といわれることがある。驕りでそういっているのではないと思う。
だが、我々人間が、地球に抱かれ守られている存在であるを忘れてしまっては、傲慢のそしりは免れない。
「日本列島改造論」と言うのがあった。いまでも、開発という名目で、自然への大きな加工が膨大な費用が投じられて行われている。
「くらしの必要」と言う大義名分があったにせよ、人間の存在の基盤である自然・地球の加工は最小限にしなければならないと思う。それが変えられることによってどんな影響がでてくるかがわかないのだから。
自然をコントロールするのではなく、自然の摂理に遵い適応していくことこそが求められる。
大昔の先祖は、自然を畏れ、自然を敬い、自然に聴き、自然に遵って生きてきた。
いつ頃からだろうか?孫悟空のように自然をコントロールしようと考えたのは。
「地球を守る」こういう発想の中に、人間が地球に抱かれ守られているほんの小さな存在であるを忘れ、地球をも守れる偉大な存在であるかのような錯覚が潜んでいるのではないか。
自然に摂理に遵うということは生きていくことにおいても、企業経営においてはなおさらに「言うは易しく、行なうは難い」こと。
だから、自然に摂理に遵い貫くことに挑戦し続けなければならないと思っている。